概要

BV-XB1は1920x1200画素の高解像度カメラとバイオイメージング実験用に開発された専用画像計測ソフトウェアを組み合わせた高解像度イメージングシステムです。
このシステムにはカメラ制御、光源点灯制御、パルス出力、アナログ出力、ならびにアナログ記録機能を備えた多機能イメージング同期装置ESTM-9も含まれており、プログラミングやハードウェアについての特別な知識が無くてもカメラでの撮影と外部機器の入出力を簡単に同期制御することができます。
ブレインビジョン製マクロ蛍光顕微鏡と併用すれば、広視野/高解像度/高S/N比 蛍光イメージングシステムを安価に構築することが可能です。
主な特長
| 高解像度 | : 1920x1200 pixels |
| 大きな撮像素子 | : 11.3mmx7.1mm |
| 広視野 | : 7.1mmx4.4mm - 17.9mm x 11.2mm (with THT) |
| 広ダイナミックレンジ | : 73.7dB |
| 低ノイズ | : 6.6電子 |
アプリケーション
- 広視野カルシウムイメージンング
- フラビン蛋白やヘモグロビン由来の内因性蛍光信号イメージング
- GCaMPイメージング
- FRETイメージング
特長 : XB1カメラヘッド

本システムで使用しているCMOSセンサのダークノイズはCCDセンサに匹敵するほど低く、またCMOSセンサーの優位点でもある高フレームレートでの撮影が可能ですので、カルシウムイメージング、GCaMP・FRETなどの蛍光タンパク質を用いたイメージング、フラビン蛋白蛍光などの内因性信号イメージングのような低光量条件のバイオイメージングに適しています。
高画素数、大きな撮像素子
1920x1200画素、センサーサイズ:11.3mmx7.1mm
| マクロスコープの総合倍率 | 視野サイズ |
|---|---|
| 0.63x | 17.9mm x 11.2mm |
| 1.0x | 11.3mm x 7.1mm |
| 1.6x | 7.1mm x 4.4mm |
大きなウェルキャパシティと低ダークノイズ
32,000電子ほどの大きなウェルキャパシティと、CCDカメラに匹敵するほどの低いダークノイズにより、CCDセンサーを上回るダイナミックレンジ。低~中・光量条件の幅広いアプリケーションに対応。
ビニング設定、画素数選択により、感度・フレームレートの変更が可能
| ビニング | 画素数 | 最大フレームレート (fps) | フレーム間隔 (ms) | |
|---|---|---|---|---|
| 1x1 | 1920x1200 | 全画素読み出し | 78.11 | 12.8 |
| 960x600 | 部分読み出し | 249.44 | 4.0 | |
| 640x400 | 362.84 | 2.8 | ||
| 480x300 | 469.48 | 2.1 | ||
| 384x240 | 570.13 | 1.7 | ||
| 2x2 | 960x600 | 全画素読み出し | 128.77 | 7.8 |
| 480x300 | 部分読み出し | 249.44 | 4.0 | |
| 240x150 | 469.48 | 2.1 | ||
| 3x3 | 640x400 | 全画素読み出し | 128.77 | 7.8 |
| 320x200 | 部分読み出し | 249.44 | 4.0 | |
| 160x100 | 469.48 | 2.1 | ||
| 4x4 | 480x300 | 全画素読み出し | 128.77 | 7.8 |
| 240x150 | 部分読み出し | 249.44 | 4.0 | |
| 192x100 | 307.03 | 3.3 | ||
| 160x100 | 362.84 | 2.8 | ||
(*2) 読み出し画素数、ビニング設定により実効受光面積と実効ピクセルサイズが変わります。
特長 : ESTM-9

カメラ、光源、刺激装置やアンプなどの外部機器と接続し、イメージングと外部機器の入出力を同期制御します。
外部カメラ 画像取得制御
- フレームタイミング信号を外部カメラへ出力、または外部カメラからのフレームタイミング信号を入力
- タイムラプス計測制御も可能

外部光源 点灯制御
- カメラ制御と同期したタイミングで光源点灯制御信号を出力
- 連続点灯、間欠点灯、任意のパターンでの点灯制御が可能
パルス出力
- 4チャンネルのパルス出力は独立して設定可能
- カメラ制御とは関係無く刺激出力可能
- 内部トリガーを使用し、長時間の刺激も可能

アナログ信号記録
- 2チャンネルアナログ記録
- 先行トリガ、遅延トリガ、複数のトリガーソースが利用可能
その他の特長
特別な設定が不要なターンキーシステム
イメージングに特化して設計されたハードウェアとそれを制御する専用計測ソフトウェア、パソコンで構成されています。使用するためには各コンポーネントをケーブルで繋ぐ以外、特別な設定・チューニングは必要ありません。システム導入後その日にデータ取得することも可能です。

マルチカメラシステム
制御用パソコンにXB1CMを複数台接続することにより、完全同期撮影マルチカメラシステムとして動作させることが可能です。モニター画像上で2カメラ画像の重ね合わせをすることも可能です。
タイムラプス撮影機能
数分~数時間で変化する現象をインターバル撮影します、撮影時のみ照明するため、試料のダメージを最小限に抑え、安定した基線のデータの取得が期待できます。

ソフトウェア
データ計測/解析ソフトウェア(BV Workbench)
BV WorkbenchはBV-XB1を制御する画像計測ソフトウェアです。モニター、画像取得、イメージングシステムの入出力制御のほか、取得した画像データの解析機能やフィルター機能などを備えています。マウスで直感的に操作できるユーザーインターフェースを持っています。

仕様
| BV-XB1の仕様 | |
|---|---|
| 品名 | 高解像度イメージングシステム BV-XB1 |
| 品番 | BV-XB1 |
| 標準システム構成 | XB1カメラヘッド(XB1CM)、ESTM-9、ケーブル類、専用コンピュータ、液晶モニター データ計測・解析ソフトウェア(BV Workbench) |
| 対応OS | Windows 7/10/11 64ビット |
| カメラヘッドの仕様 | |
| 品名 | XB1カメラヘッド |
| 品番 | XB1CM |
| イメージセンサー | SONY IMX174 CMOS (1/1.2インチ) |
| 解像度(画素数) | 1920x1200 |
| 受光面サイズ(H x V) | 11.3mmx7.1mm |
| 画素サイズ(H x V) | 5.86umx5.86um |
| シャッターモード | グローバルシャッター |
| 空間解像度と 最大フレームレート | 78.11fps@1920x1200画素 249.44fps@960x600画素 362.82fps@640x400画素 469.48fps@480x300画素 570.13fps@384x240画素 |
| 量子効率(標準値) | 70% |
| ダークノイズ(標準値) | 6.6e- |
| 飽和容量(標準値) | 31.7ke- |
| ダイナミックレンジ(標準値) | 73.7dB |
| ビット深度 | 12bit |
| インターフェース | USB3.0 |
| レンズマウント | C-mount |
| 重量 | 80g |
| 寸法 | 29.3mmx29mmx29mm |
| ESTM-9本体の仕様 | |
| パルス出力 | 4チャンネル(BNCコネクタ) |
| アナログ入力 | 2チャンネル(BNCコネクタ) |
| アナログ出力 | 2チャンネル(BNCコネクタ) |
| 専用カメラ制御用入出力 | 2チャンネル(4ピンコネクタ) |
| カメラフレーム同期信号出力 | 1チャンネル(BNCコネクタ) |
| 計測ステータス出力 | 1チャンネル(BNCコネクタ) |
| 光源制御信号出力 | 1チャンネル(BNCコネクタ) |
| 外部トリガー入力 | 1チャンネル(BNCコネクタ) |
| その他 | トリガーボタン、停止ボタン、オプション用コネクタ(8ピンコネクタ) |
| 制御ソフトウェア | 専用ソフトウェア |
| インターフェース | USB2.0 |
| 電源 | USBバスパワー |
| 付属品 | ESTM-9、USB2.0ケーブル、制御ソフトウェア |
| 寸法 | 横180mm x 縦120mm x 高さ65mm |
