概要

DLFLSP2R は2波長の蛍光を2台のカメラに投射するためのビームスプリッターです。

主な特長

  • 蛍光を 2 つの異なる波長に分割し、2 つの別々のカメラに投射
  • 2 つの異なる波長の画像を簡単に重ね合わせ
  • 単波長蛍光イメージング用の落射蛍光フィルターユニットとして使用可能

アプリケーション

  • 膜電位感受性色素とカルシウム指示薬で染色された生物サンプルの2波長イメージング
  • カルシウム指示薬または膜電位感受性色素を使用した蛍光レシオメトリックイメージング

特長

DLFLSP2R は、弊社のTHT Mesoscopeの有無にかかわらず使用できます (Fig.1 および 2 を参照)。 どちらの構成もPLAN APOレンズ、広い光路、大型のカスタムメイド蛍光フィルターキューブを含むタンデムレンズスタイルを採用しています。

DLFLSP2R は大型の特注ダイクロイックミラーを使用して、生物サンプルから発せられる蛍光を 2 つの異なる波長に分割し、2 台の別々のカメラに送ります。 ダイクロイックミラーは、簡単なシフトおよびチルト調整ノブを備えたキネティック マウントを使用しており、ユーザーは 2 つの異なる波長の画像を簡単に重ね合わせることができます。

DLFLSP2Rの側面にアダプタを使用して励起光源ライトガイドを接続できます(Fig. 3)。 このように、DLFLSP2R は単一波長蛍光イメージング用の落射蛍光フィルター ユニットとしても使用できます。

Fig.1 (左) DLFLSP2Rを2台組み合わせて2波長を同時に撮像する設定(落射照明使用)
Fig.2 (中央) 2つの波長を同時に撮影するための設定(斜光照明を使用)
Fig.3 (右) ライトガイドを接続して1波長を撮像する設定(落射照明を使用)

使用例

仕様

装着可能なフィルターサイズダイクロイックミラー (x1):50mmx70mm
エミッションフィルター (x2):50mm径
装着可能レンズLeica Microsystems社製PLAN APOレンズ
(上面、下面、左面の3箇所に装着可能)
位置決め機構2軸あおり調整機構付きキネマティックマウント
対応顕微鏡ブレインビジョン製タンデムレンズ型光計測用マクロ蛍光顕微鏡(THTシリーズ)