培養細胞電気刺激装置 ESTM-1

機能・特長

ESTM-1ESTM-1は35mmタイプのプラスチック培養容器で培養された細胞に電気刺激を与えるための電気刺激装置です。


概要

ESTM-1は35mmタイプのプラスチック培養容器で培養された細胞に電気刺激を与えるための電気刺激装置です。CO2/O2インキュベータ内でも使用できるように設計されており、内蔵タイマー機能を利用して任意のタイミングと時間で培養細胞に電気刺激を与えることが可能です。また、イメージング装置などの外部機器と同期可能ですので、培養細胞の興奮性を測定する生理実験での刺激装置としても利用可能です。

付属ソフトウェアの簡単操作で複雑な刺激パルスパターンを設定でき、8チャンネルの独立した電気刺激パルスを発生させることができます。各チャンネルは2つの出力に分岐していますので、最大で16個の培養チャンバーに刺激することが可能です。

特長

培養チャンバーと電極

培養チャンバーとその構造図

ESTM-1では35mmディッシュに白金線のループ電極と刺激針を取り付けたものをチャンバーとして使用します。刺激針から注入される電流は同心円状に広がり、ループ電極内を流れます。この電極構造によって比較的効率良くループ内の細胞を刺激することが可能です。


独立8系統の刺激条件がプログラム可能

出力パルスパターン例

8 チャンネルのパルス発生機構は互いに独立に動作します。例えば、1チャンネルを1KHz に設定し、2チャンネルを2 .3 KHz に設定するということが可能で、互いに干渉はありません。多彩なタイミングとトリガ設定が可能なので、非常に複雑なパルス列を設定することも可能ですが、通常用いる連続周波の刺激パルスやバーストパルスは簡単に設定できるように配慮されています。各チャンネルは2つの出力に分岐されていますので、最大で16個の培養チャンバーに同時に8種類の異なる刺激を与えることが出来ます。


インキュベータ内の多湿環境に対応

ESTM-1はインキュベータ内の多湿環境で長時間使用されることを前提として開発されています。また、培養技術およびインキュベータ等の装置についてはお客様の研究室のものをそのまま使えるように配慮してあります。


0~25V/1.25mAの範囲で電気刺激を設定可能

電気刺激パルスを発生する本体には最大25V の正負の電気パルスを発生する能力があります。電圧は0V から25V の範囲で0.1V の分解能で正確に設定できます。出力端の直列抵抗は20k Ωですので、最大で1.25mA の電流を刺激電極間に流すことが出来ます。


タイマー機能搭載、電流モニター機能搭載

ESTM-1にはONタイマーとOFFタイマー機能が装備されていますので、例えば2時間後に6時間の刺激をするということが可能です。また、30分毎にON/OFFを繰り返したいというような長い周期を与える間欠動作の設定も可能です。


付属ソフトウェアでの簡単刺激パルス設定

刺激パルスパターンの設定/保存などは全て、専用ソフトウェアで行うことができます。直感的な操作性を重視していますので一度マニュアルを見ながら操作すれば、以後、容易に操作することができます。
刺激パルスの振幅、極性、幅、数、遅延を設定できるSetup画面、簡易オシロスコープとして出力電圧をチェックできるWave Monitor画面や、設定した刺激パルスパターンを確認できるPulse Check画面などがあります。


外部機器との同期

培養細胞の電気興奮性を測定する生理的な実験にESTM-1を使用する場合には、イメージング装置などの外部測定機器との同期が大切です。
ESTM-1は外部測定機器に対し、スレーブとして働き、外部トリガー信号に同期して刺激パルスを出力する事も可能です。


応用例

  • 各種培養中細胞の電気刺激条件
  • 培養細胞の興奮性を測定する生理実験
  • 8ch電気刺激装置としての応用
  • 電気生理学的解析、分子生物学的および生化学的解析の連結
  • 培養神経細胞の可塑性の制御
PAGETOP