MiCAM05

多機能・高速イメージングシステム MiCAM05

概要

MiCAM05はブレインビジョン製MiCAMシリーズの最新モデルです。世界最高レベルの高速撮影・高S/N比、直感的な操作方法などの基本性能は継承しつつ、多種多様なカメラヘッドとの互換性、最新技術を用いた高速データ転送による長時間記録、機能拡張性・外部機器との親和性の向上などの新たな機能が追加され、今までには無いイメージングシステムへと進化を遂げました。

これまで多くの論文で発表された実績のある膜電位感受性色素/カルシウム感受性色素を用いた高速イメージングはもちろんのこと、フラビン蛍光タンパク質などの内因性信号イメージングやFRET、GGaMPなど光遺伝学的プローブを用いた蛍光イメージングなど、様々なアプリケーションにもこの1台で対応可能です。


MiCAM05プロセッサの新機能

複数のカメラヘッドから選択可能、1台で様々な高速蛍光イメージングに対応

MiCAM05には空間分解能、時間分解能の異なる複数のCMOSカメラヘッドが用意されています。実験目的・アプリケーションに応じてカメラヘッドを交換することが可能です(異種のカメラを同時に接続することはできません)

BV_Ana


USB3.0による高速データ伝送、ダイレクトレコーディング、長時間撮影

USB3.0インターフェースの採用により、プロセッサからパソコンへのデータ転送が大幅に高速になりました。これによって撮影と同時にデータファイルをHDDやSSDに直接保存することができ、RAM容量の制限を受けず数十分~数時間の長時間記録が可能になります(カメラの画素数/サンプリングレート/台数、パソコンスペックなどによっては記録時間の上限が設定される場合があります)。


最大で4つのカメラが接続可能、完全同期撮影マルチカメラシステム

MiCAM05プロセッサには2つのカメラインターフェースボードが装着可能です。各カメラインターフェースボードには2つのカメラポートが装備されており、同タイプのカメラヘッドであれば最大4台まで接続できます。これによって多蛍光波長の同時計測や、異なるアングルからの立体同期撮影なども可能です。


8チャンネルの輝度モニター出力機能を標準装備

これまでMiCAM ULTIMAの別売オプションユニット(MiCAM ULTIMA用 DAC/ADC拡張ボックス)で提供されていたリアルタイム輝度モニター機能がMiCAM05でも使用できるようになりました。リアルタイム輝度モニター機能とは、モニター画面上の8点の輝度変化を8個のBNC端子から出力するもので、これによりデータ計測前後の輝度変化をオシロスコープ等の外部機器上で波形表示することができます。また機能追加(有償)により、専用ソフトウェア上で輝度変化をリアルタイムにモニターすることも可能になります。


多様なI/Oコネクタ、外部機器との親和性向上

従来のMiCAMに比べ多様な入出力コネクタが装備されており、画像取得と同期した信号出力や、外部機器からの信号入力に幅広く対応可能です。またカスタムメイドの拡張ユニットを装着できるスロットもあらかじめ用意されておりますので、実験に合わせてシステムを機能拡張することもできます。



MiCAM05用カメラヘッドのラインナップ

D225 CMOSカメラ (新規開発品)

MiCAM05-D225カメラヘッド

新たに開発されたCMOSイメージセンサを搭載したD225 CMOSカメラです。画素数はブレインビジョン製CMOSイメージセンサの中では最高の256x240(垂直x水平)画素です。


ULTIMA CMOSカメラ

MiCAM ULTIMAと同じCMOSイメージセンサ(100x100画素)を搭載していますが、MiCAM05専用として新規に開発されました。




その他の特長

特別な設定が不要なターンキーシステム

高速イメージングに特化して設計されたハードウェアとそれを制御する専用計測ソフトウェア、パソコンで構成されています。使用するためには各コンポーネントをケーブルで繋ぐ以外、特別な設定・チューニングは必要ありません。システム導入後その日にデータ取得することも可能です。

BV_Ana


プレ/ポストトリガー撮影機能内蔵

外部入力信号に同期してMiCAM05の撮影を開始させることが可能です。信号入力時を撮影開始点とするような撮影はもちろんのこと、信号入力前に起きた現象も撮影可能なプレ/ポストトリガー設定も可能です。


直感的なユーザーインターフェースを持つデータ解析用ソフトウェア

BV_Ana

BV_Anaは高速イメージングシステムMiCAMシリーズ用の画像データ解析用ソフトウェアです。直感的に操作できるユーザーインターフェースを持ち、データ取得後、直ちにデータ解析できることに主眼を置いて設計されています。各種画像フィルターや波形・動画表示などの基本的な機能に加え、多様な形式で外部ファイルへ出力することもできますので、プレゼンテーション資料の作成も容易になります。




応用例

  • 膜電位感受性色素を用いた膜電位イメージング
  • カルシウムイメージング
  • フラビン蛋白やヘモグロビン由来の内因性蛍光信号イメージング
  • FRET, GCaMP, VSFPなど各種蛍光タンパク質を用いたイメージング
  • デュアルカメラを用いたレシオイメージング
  • マルチカメラを用いた多アングル撮影
  • 通常高速度撮影による微弱な輝度変化の検出
  • その他、高輝度が必要とされる撮影用の光源として

主な仕様

型式 MiCAM05
カメラヘッド D225 ULTIMA-H ULTIMA-L
(販売終了)
イメージセンサー オリジナルCMOS オリジナルCMOS
シャッター方式 グローバル ローリング
有効受光面積
(水平x垂直)
7.2x7.68mm 10x10mm
有効画素数
(水平x垂直)
240x256(固定) 100x100(固定)
画素サイズ 30μmx30μm 100μmx100μm
最大時間分解能 1.0ms 0.1ms(1カメラ)、0.2ms(2カメラ)
飽和電子数 500,000e- 10,000,000e- 1,500,000e-
スロット数 カメラインターフェースボード用:2、拡張ユニット用:1
A/Dコンバータ 14ビット
最大記録フレーム数 記録設定に依存
データ記録モード PCメモリー使用、またはドライブ(HDD/SSD)直接書き込み
プロセッサ内部
バッファメモリ容量
4GB
データ転送方式 USB3.0、USB2.0(オプション機能使用時)
入力 アナログ信号(4ch)、外部トリガー信号、フレーム同期信号
出力 トリガー待ち信号(TTL)、刺激パルス(TTL、2ch)、
光源点灯制御信号(TTL)、光源光量制御信号(電圧/電流)、
フレーム同期信号、輝度モニター信号(8画素)
トリガーモード ソフトウェア、TTL外部入力、アナログ外部入力、オプションユニット使用
刺激パルス出力
開始タイミング
画像取得開始時、光源点灯制御信号出力時、トリガー信号発生時
カメラマウント Cマウント
標準システム構成 カメラヘッド(1-4)、画像処理プロセッサ、
専用コンピュータ、液晶モニタ、計測ソフトウェア
オプション
(別売)
画像解析ソフトウェア(BV_Ana)
リアルタイム輝度モニター機能(ROM交換+専用ソフトウェア)
対応OS Windows 7/8.1 64ビット 日本語版/英語版
電源 AC 100V-230V, 50Hz/60Hz 150W
ヒューズ T2A L 250V
寸法 プロセッサ:43cm(W) x 35cm(D) x 7.5cm
カメラ:7.5cm(W) x 6.5cm(D) x 4.5cm

*本ページに記載されている製品の仕様・外観は開発中または改良のため、予告なく変更される場合があります。

PAGETOP